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2021.12.21

日経新聞朝刊12/22 湯河原町の再生に向けて リアルクオリティが運営を受託

旅館を束ね再生へ 官民ファンドや信金、コロナ後にらむ
2021/12/22 日経新聞朝刊

官民が連携して温泉地の面的再生に乗り出す。官民ファンドの地域経済活性化支援機構
(REVIC)などが資本を出し、地元金融機関が新規融資する。単独での再生には限界がある
小規模な旅館を束ねて、効率化や改装などによる集客力の強化を後押しする。新型コロナウ
イルス禍の長期化で金融支援は当初の融資から資本を絡めた抜本的な対応に変わってきた。

債務が膨らんだ1つの旅館からはSPCが20年の長期貸借権を取得し、債務返済も大幅に長期
化する。もう一つの旅館は19年に破産しており、法的整理した上で物件を買い取る。SPCが
経営難の旅館と協議を進め、扱う物件を今後増やす可能性がある。

2つの旅館は大規模に改修し、1つは高級旅館に、1つは湯河原にゆかりのある文豪をモチー
フにした旅館に衣替えするという。複数の旅館を束ねて一定の部屋数を確保できると運営会
社も呼びやすくなる。SPCは湯河原や神奈川県の箱根で宿泊施設の運営実績があるリアルク
オリティ(東京・渋谷)に物件を転貸し、運営を任せる。
清掃などの間接業務は共通化しコ
スト抑制を検討する。

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